平成13年9月定例市議会(いそたにの個人質問内容)
1.土木施設・農業施設の予算について

市民生活に密着した農業用施設、土木施設の維持補修費について、平成6年度と平成13年度を比較するとそれぞれ維持補修費は41%、60%と半減している。つくればつくるほど維持費が多くなるのは当然のことであり、新規投資事業を抑えてでも生活に密着した農業施設、土木施設の維持費を増額すべきと考えるが・・・。

〜当局答弁〜

維持補修などの単市公共事業については市民の皆様の強い要望があるのは十分認識している。ご指摘を踏まえ充分検討したい。

この答弁に対し公共工事10%カットという10月5日の平成14年度予算方針の中で、維持補修費はノーシーリング(減額なし)という方針が出された。

2.ユスリカ対策について

水質汚染によって毎年6月から8月にかけてユスリカが異常発生して児島湖に近い郡地区住民は大変困っている。ユスリカの発生メカニズムとその対策をどのように考えているのか。

〜当局答弁〜

ユスリカの発生メカニズムは現在まだ充分に解明されていない。一般的には水質の汚濁あるいは底質の状況に関係が深い。いずれにしても人間の生活に迷惑を及ぼす問題であるので、管理者である国、県へ要望するとともに、本市としても全庁の関係部局と研究、協議をして行きたいと考えている。

この答弁に対してはその発生源の処理と発生後の処理が考えられる。発生源処理に関しては研究、協議が必要であるが、発生後処理についても働きかけて行きたい。今後この問題は注意深く見ていくつもりです。

3.通行車両の重量制限について

現在、児島湖締切堤防は14トン規制となっているが堤防を造るのに協力した光南台地区住民のためにも、利便性、物流コストの面から考えても、又、効率的な国土利用を図るためにも、重量制限を県道並みの25トン規制にすべきではないか。

〜当局答弁〜

提案の趣旨を農政局に伝えている。橋梁当の設計荷重については変更されていないため、堤防の保全上道路の重量制限の撤廃はできないと聞いている。

この答弁に対して当局としては国が進めている事業のため、要望及び聞き取り等の範囲内での答弁しかできないのはわかる。農政局の長崎県諫早湾締切堤防、島根県中海堤防等同じような堤防があるので行政視察したいと思っている。

その後諫早湾締切堤防の視察に行ってきました。この堤防は7.5kmあり、堤体部は7km弱です。過去、両岸住民の運動で諫早市が長崎県へ強く働きかけ堤体はサンドパイル工法で施工されていて、いつでも県道並みの重量制限と出来るようになっているという事です。(県負担金で)児島湾締切堤防も堤防改修に取り掛かる時点(今から15〜20年前)に諫早市のように働きかけていれば出来ていたのではないかと思われる。

4.脱水ケーキの処理について

現在ヘドロを処理しケーキ固化したものを県外へ搬出しているが、どこへ搬出しどのように処理されているのか、再生材料としての利用の検討はされているのか。また、お金をかけて県外へ搬出するのでなく堤防の近くに埋め立てて親水公園を作ってはどうか。

〜当局答弁〜

搬出先は広島県大崎町で、低平地のかさ上げに利用されている。再生材料として国でも研究しており平成12年には脱水ケーキを混合させたレンガを堤防周辺の整備に使ったと聞いている。周辺整備については親水空間の整備を含め岡山県等関係機関とも協議の上経費のかからない方法を相談していきたいと考えている。

この答弁に対して児島湖で発生した(岡山市民が出した)ヘドロを県外へそれも運搬費をかけてなぜ広島県まで運ぶ必要があるのか。笹が瀬川、倉敷川の河口、また八浜から郡に至る湖岸へ埋め立てて湖岸道路や親水公園を将来の視野に入れ施工すればよいのではと思われます。国の事業とはいえ岡山市の問題なので今後市当局へ働きかけていく方針です。

5.主要地方道、倉敷飽浦線について

地域の会議でPTA役員から問題提起され、また、公民館(光南台)活動されている方々よりも指摘されており、既に2年前宮浦町内会より振興局には要望書を出してあるのですが、予算が無いせいか動きが無いため質問要望をしました。

甲浦、小串住民が使っている唯一の生活道路である県道倉敷飽浦線は歩道が設置されていない。小中学生の通学、お年寄りの方等の公民館活動の行き来においても安全を確保するため、ぜひ歩道を設置しなければならないと思う。

市域の県道であるので岡山市の県に対する最重点要望事項として後押ししていただきたい。

〜当局答弁〜

本件歩道設置については県へ要望していく。

この答弁に対して岡山市の県への重点要望事項として採り入れられたので質問要望した意義があったと思っている。(質問要望に先立ち、平成13年10月18日に、西谷甲浦連合町内会会長、市場小串連合町内会会長をはじめ、交通対策協議会会長、各PTA会長、老人会会長等と共に岡山振興局長及び建設部長に対し、要望書も提出し、協力推進を求めた)



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