平成14年6月定例市議会報告
1.補正予算について

補正予算は、国、県支出金の助成の決定や改正に伴う事業費等を中心に編成したもので、一般会計が81億9600万円、特別会計が4億1300万円で、計86億1000万円と決定しました。

2.問題となった事業について

●出石小学校跡地整備に関して公募によるプロポーザル実施に伴い審議委員会の設置が予定されていますが、総務委員会で問題となったのは
 *市内の医療法人が既に跡地に施設整備を計画しているとの一部報道がある。
 *跡地の一部を暫定利用している保育園の利用期間終了後の去就が不透明である。
 *事業プロポーザルを行うと言いながら裏では既に事業者が決定しているのではないのか。
以上3点でした。

予算審議の結果、条件付で可決(付帯決議)となり、前述の問題がクリアされてから予算執行となります。


●介護予防拠点整備事業(古都ふれあいプラザ事業)について
保健福祉局で整備しようとしている施設に至る道が急勾配で、高齢者や車椅子使用の人に不適切な場所で事業を行うのはどんなものかという問題が出ました。
予算審議の結果、可決(付帯決議)前述の問題を委員会に説明し、委員会が了承した後に予算執行ということになった。


●トマト銀行への財政支援(3億円程度)について
経営破綻した岡山信用組合の事業を譲り受けたトマト銀行への財政支援を岡山市が劣後ローンで対応する方針を報告しましたが、以下の問題が総務委員会、経済委員会で浮上しました。

*劣後ローンでは預金との相殺や担保が取れないので、岡山市としては担保が取れる形で支援するべきではないか。
*仮に破綻した場合、岡山市民(事業者)全体が混乱する恐れがある。

この問題は結論が出ず、議長預かりとなり、改めて9月議会に議決案件として上程することとなりました。

3.「広域行政・政令指定都市調査委員会」が設置される

6月定例市議会終了日(6月29日)岡山市議会は前述の委員会を設置しました。玉野市、灘崎町、瀬戸町、山陽町、御津町等と合併の話がある中で、議会としても政令指定都市移行を視野に入れた周辺市町村との合併が市政の重要課題となるとの認識で独自に調査研究を行うことになりました。
*政令指定都市となることでどんな利点があるのか?
*どんな問題が生じるのか?
*日々の生活にどう影響し、生活はどう変わるのか?

以上の点について地域の皆様と一緒に考えて行きたいと思います。

4.児童クラブの充実について

放課後児童健全育成事業の「児童クラブ」は現在、岡山市に53クラブが運営されています。

児童クラブの充実は男女共同参画社会を目指す本市の重要な政策課題でもあります。現在、有償ボランティアによる運営委員会方式で、地域の方々の熱意と努力で運営されています。

保健福祉委員会では4月より6月まで現場を視察したり、事情を聞いたりした中で、運営方式、運営内容、施設について当局に提案しました。

今後、総合政策審議委員会よりの提案も出てくると思います。また、市民の皆様からのパブリックコメントも募集しています。(期間7月1日〜7月25日)



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