平成14年9月定例市議会報告(いそたにの個人質問内容)
1.若者の雇用対策と治安維持について

来春の高校卒業予定者の求人率が0.43倍と夢と希望を持った若者が自分の希望する仕事に就けないという非常に残念な状況です。日本を取り巻く経済状況は非常に厳しく、また、治安も悪くなってきています。

警察の力が届かない分を補佐するため、警察官OBや警備会社に一部の権限を与えて治安に役立っていただいてはどうか、国、県に対し提案してはどうか。

〜市長の答弁〜

若者の雇用対策は非常に重要な問題で、学校サイド(高校)からもインターン制度等採り入れて頑張ってもらいたい。そのような地道な努力も必要ではないかと思っている。
また、市民の安全に対する要望も高い。警察が市民の要望を満たしているかは問題で、警察の増員を要望している。

2.科学館の設置について(子供に科学の面白さを!)

県教育委員会は今年の夏休みに中高生を対象にした「サイエンスセミナー」を、岡山大、県立大、岡山理科大、県工業センターで開催した。

国際的に見ても日本の学生の理科離れが進んでいるといわれている。「サイエンスセミナー」の開催について、市教委としてはどのように評価しているのか。

仙台市や郡山市は科学館を設けているが、岡山市に科学館を作る考えはないのか。

〜教育長の答弁〜

中高生が専門家から直接指導を受けるということで、非常に有効でいいことだと考えている。
岡山市では学校支援ボランティア制度があって、科学実験をやってあげようという方がボランティア557名中18名おられる。そして既に小学校ではその試みを行っているところです。
科学館の建設については今の段階では考えていない。

3.岡山市における適正な土地利用と行政代執行の教訓について

2年前市内某地域において行政代執行が行われた。行政代執行の教訓が違法行為防止にどのような方策で生かされ、また、市民の遵法意識にどのように現れていると認識しているのか。

〜都市整備局長の答弁〜

新たな違反についてはブレーキがかかったものと思う。窓口での相談も増え、一定の効果があったものと考える。
この教訓を生かすためにも行政代執行の本が無かったので職員自ら作成した。このことは国、県、市町村等の行政機関に対し、大きな反響を呼んでいる。
マスコミ、一般市民からも問い合わせがあり、今後ともこの教訓を生かして風化することのないよう努めていきたい。

4.溶融スラグの有効活用について

資源循環社会を構築する上で焼却灰を溶融してできる溶融スラグの土木資材への有効活用が必要と考える。製品保証のためのJIS化と新たな利用先のめどは立っているのか。

〜環境事業局長の答弁〜

市は、2000、2001年度と国にJIS化を要望してきた。8月に準JIS化に位置づけられるテクニカルレポートが公表され、3年後にJIS化される予定である。
10月発注の市道舗装工事でアスファルト合材や路盤材にスラグを利用する。今後も積極的な利用を図っていく。

5.岡南地域の外環状線と雨水排水工事について

岡南地域の長年の要望であった都市計画道路、岡南線が平成14年度中には一部工事着工予定となっているが、これらの完成により一部地域での集中豪雨による浸水の解消、及び住宅地での早朝からの車の騒音、振動公害の解消が期待されている。

岡山市の財政が非常に厳しい中、少しでも安く造るよう技術提案総合評価方式を採用するべきではないか。

〜下水道局長の答弁〜

技術提案総合評価方式をはじめ契約後にVEなど様々な契約方法について現場条件に照らし合わせながら採用の可能性を模索している。



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