平成16年9月定例市議会(いそたにの個人質問内容)

(台風16号直後の議会であり、私も被害者の一人でもあり、個人質問のトップバッターで登壇させていただきました。)

●初動対応について

各地域の消防団の方々は台風のよる高潮に備え様々な準備を行っており一点の曇りもないが、市の水防本部の警戒警報の発令とか初動対応に問題はなかったのでしょうか。

岡南地区において市は危機管理で広報車での高潮警報の周知がなぜできなかったのでしょうか。

●事後対応について

水道局による水道水の供給、環境局のバキューム車による汲み取り、被災ゴミの回収、保健所による消毒薬の散布供給等の速やかな対応に対し感謝しております。

また、市職員のボランティアでの床上浸水した独居老人宅の片付け等に心が温まりました。

一方、今春出張所より支所に格上げされた児島支所においても太田支所長を筆頭に職員全員対応に懸命でした。

今後、市税の減免等減免措置、各種資金の貸付等の相談が寄せられると思いますが、きめ細かな応対を望みます。

高潮災害を防げなかった海岸部の施設について今回の台風16号では満潮時幸い南風であったが、東風の場合では現状よりプラス1.5m位パラペットの高さが必要と考える。

また、港より海水の流入があったので防潮堤の設置が必要と考えられます。また、各中小河川及び排水路より海水の越流、吹き上げがあり防潮堤の設置もしくは樋門、ポンプ排水も必要と考えます。

以上のような事項を念頭に置き、今後、施設の改修について国に対し、「高潮激甚特別地域」に指定してもらえるよう岡山県の後押しをしていただきたい。

@各地域の消防団員は素晴しい活躍をされたわけですが、その中で団員所有の軽四トラック、2tダンプ等の故障、破損があったと聞いているが援助策はあるのか?

〜市長答弁〜

車も対象にした低利融資といった制度を検討している。[24日に車も対象に含まれた低融資制度が補正予算案の上程された。]

A今後東南海地震の発生も考えられます。今後自主防災組織も含め、総合防災対策をどのように進めていこうと考えているか?

〜広瀬総務局長答弁〜

今回の台風では避難勧告、情報伝達のあり方、地域との連携などにおいて多くの教訓を得た。多大な被害を受けた結果を分析し、避難場所を含め、排水設備、防災設備の見直しを検討していく。
自主防災組織の充実強化も図っていく。総合防災訓練については高潮対策も視野に入れる。

B今後、補正予算はどう考えているのか?

〜市長答弁〜

被害からの市民生活や企業活動の再建の為の補正予算は県の対策を見たうえで欠けているところを含め、今議会開催中に整理し、提案したい。[9月24日補正予算は議案提案され、9月30日議会最終日に議決される予定です]

道路、堤防の補修など土木絡みの補正予算については11月議会で行いたい。



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